<会員の状況>
〇54会員(令和3年10月1日現在)1会員減(日本協同組合連携機構)
1.全国現地セミナー
例年、東西二か所で開催してきた全国現地セミナーはコロナ禍により中止のやむなきに至りました。その代わりに、次の2.で述べるように、新たなホームページの開設等農業・JA研究のためのインフラ整備に全力をあげました。
2.新たなホームページの開設とその活用
令和2年10月から新たなホームページの開設へ向け、レンタルサーバー・ウィルスソフトの契約、独自ドメインの取得等に着手し、令和3年3月から全面公開することができました。これにより、ホームページを活用したミニ研究会・セミナー等の公開を行いました。有識者の投稿ページでは、東京大学の鈴木教授を始め多くの方に興味深い内容の投稿を頂戴しております。
さらに、ウィズコロナ対策として、本セミナーには準備不足で間に合わなかったオンラインセミナーの方法について、試行的にZOOMにより事項に掲げるミニ研究会を開催し、オンラインによる開催の妥当性を検証するとともに、研究会の模様を録画・編集し、新世紀JA研究会ホームページで公開しました。
3.ミニ研究会の開催
(1) 今後の准組合員対策~准組合員の意思反映をどう考えるか
日 時:2021年8月23日(月)14:00~16:00 ZOOMによるオンラインと録画による配信
参加者:東京農業大学名誉教授 白石正彦(司会)、JA東京中央荒川経営企画課長(報告)、新世紀JA研究会顧問中原純一、同常任幹事 福間(課題提起)、同濱田(報告)
(2) 営農指導の新展開
日 時:2021年8月30日(月)13:30~15:30 ZOOMによるオンラインと録画による配信
参加者:東京農業大学名誉教授 白石正彦(司会)、新世紀JA研究会代表 八木岡努(挨拶)、:JAみっかび前組合長 後藤善一(講師照会)、AGRI SMILEの事業概要と目指すもの:アグリスマイル代表取締役 中道貴也(報告)、同マネージャー 高橋さくら(報告)、新世紀JA研究会顧問中原純一、同常任幹事 福間、同濱田
(3) JAの中期計画策定について考える
日 時:2021年9月13日(月)16:00~18:00 ZOOMによるオンラインと録画による配信
参加者:東京農業大学名誉教授 白石正彦(司会)、JA全中・公認会計士 甲斐野新一郎(報告)、有限責任監査法人トーマツ公認会計士 水谷成吾(コメント)、JAえひめ南、JAえひめ未来、JA東京中央、JAはだの、JA茨城県中央会、JA岩手県中央会、JA市川市、JA秋田しんせい、JA常陸、JA東京むさし、JA東京中央会、農業新聞等マスコミ関係者
4.新世紀JA研究会メール会員の募集とメール配信
自由闊達な議論のプラットホームづくりを目的に、令和4年4月より配信開始ました。現在は、年会費千円のネット会員制としており、毎週の配信になるよう努めています。
<メール配信内容例>2021年4月1日 第1号より
新世紀JA研究会では、JAグループ内の自由闊達な意見交流を行い組織の健全な発展を期し、2021年3月よりja-agri.jpサイトを開設しました。このサイト運営のため、メール会員の募集を行ったところ、多くの方々に参加いただきました。サイトをご高覧のうえ、お近くの方々にもご紹介賜りますようお願い申し上げます。今回は、次のサイトがおススメです。
日本人が飢餓に直面する危険性は2050年よりもっと早く顕在化
稲作農業の現状と課題
農業法人の労務対策と就業規則
堤未果『株式会社アメリカの日本解体計画-「お金」と「人事」で世界が見える―』経営科学出版2021年1月
『渋沢栄一とドラッカー 未来創造の方法論』國定克則
協同組合論講座
<現在のメール会員) 105名
5.新総合JAビジョン確立のための危機突破課題別セミナー
(1)セミナーの開催コロナ禍のため開催せず(2021年10月よりズーム・オンライン方式で再開)。
(2)啓発活動
① 『JA突破力の男―貯保を動かす』JAイノベーション・リーダー列伝(萬代宣雄)の発刊。<2021年2月1日発行4,000部印刷>。
新世紀JA研究会の創設者である萬代宣雄(県一JAしまね初代組合長)の半生を綴った評伝をまとめて出版した。内容構成は、<序章>~愉快な反乱、<第1章>農業経営・会社経営と政治活動、<第2章>JA運動者としての活躍、<第3章>新世紀JA研究会をつくる、からなる。新世紀JA研究会の萬代宣雄名誉代表の手による執念ともいえる研究会独自の要請活動によって、誰もが不可能と思えた貯金保険機構(農水産業協同組合貯金保険機構)の掛け金引き下げを実現し、JAバンク支援基金の掛け金の凍結とあわせ230億円の経費節減を実現した。これは1JAあたり3,940万円(584JA・2020年4月1日現在全中調べの単純平均~単年度)の経費節減にあたり、JAの経営改善に莫大な貢献を果たした。
② 課題別ミニ研究会の開催(前掲) 前掲の通り、ミニ研究会を開催した。
6.要請活動
(1) 種苗法改正にかかる農水省要請
日 時:令和2年10月16日(金)12時30分~13時30分
会 場:農水省会議室
参加者:(農水省)野上浩太郎農水大臣 農水省葉梨康弘副大臣 太田豊彦食料産業局長
(2) 種苗法改正にかかる国会議員要請
日 時:令和2年10月16日(金)10時~14時
(国会議員要請先)山田俊男参院議員 野村哲郎参院議員 森山裕衆院議員 宮下一郎、衆院議員 藤木眞也参院議員
<以下は秘書対応>竹下亘衆院議員、青木一彦参院議員、岡田広参院議員、上月良裕参院議員、細田博之衆院議員、後藤茂之衆院議員、国光あやの衆院議員、田所嘉徳衆院議員
(3)要請メンバー(日本の種を守る会・新世紀JA研究会の役員・事務局等)
八木岡努、萬代宣雄、印鑰智哉、野々山、松野、佐藤、杉山、日野原、福間
<要望書>種苗法改正審議における要望について<別添>の通り
7.農協協会との連携
農協協会との共催による「新春特別講演会」はコロナ禍により中止。
8.総会・役員会の開催
(1) 役員会
日 時:令和2年10月16日(金)14時30分~16時30分
会 場:新宿農協会館 8階中会議室
<協議事項>
①新世紀JA研究会令和2年度総会提出議案について
②第28回セミナーの開催について
③第28回課題別セミナーの開催について
④その他
(2) 総会
日 時:令和2年11月6日(金)14時~15時
会 場:東京都中央区日本橋人形町3-1-15 藤野ビル
<協議事項>
① 令和元年度事業報告・収支報告(案)について
② 令和2年度事業計画・収支予算(案)について
③規約改定(案)について
④執行体制(案)について
⑤その他
(別添)<要望書>種苗法改正審議における要望について(令和2年10月16日)
日本の種を守る会、新世紀JA研究会
農業・農家にとって種苗の自家採種・増殖は固有の権利であり、この権利に事実上の制限を加えることには慎重でなければならない。また、生産と育成が一体の農業生産においては、知的財産権の扱いについては、工業製品に比べて配慮することが重要である。このため、今国会での種苗法改正においては、わが国農業の発展に支障が出ないよう、とくに以下の点に留意し、徹底審議を行うべきである。
記
1.品種登録について
新品種の登録については、慎重を期すため国の管理に加え、都道府県が直接関与するようにすること。また、登録にあたっては、その品種が適切かどうか厳正に審査を行うこと。
2.育成者権の制限について
米・麦・大豆等(等には地域の特作物を含む)の重要作物については、その育成者権は、国および都道府県の管理のもとにおくこと。
3.食にかかるゲノム編集・遺伝子組み換えに関しては、国において適切な規制を行うこと。
4.登録品種の海外流出禁止の徹底
登録品種については海外においても登録を行い、無断使用されないよう措置すること。
5.許諾料等の負担軽減について
登録品種についての許諾については、その手続きの簡素化と許諾料等について、生産者の負担にならないよう措置すること。
6.参考人の意見聴取
改正法審議にあたっては、十分な審議時間と必要な参考人の意見聴取を行うこと。
以上
令和2年度 収支実績 | |||||
(令和2年10月1日~令和3年9月30日) 単位:円 | |||||
科目 | 令和2年度予算(a) | 令和2年度実績(b) | 令和元年度実績(c) | 予算対比(b÷a) | 前年実績対比(b÷c) |
<収入の部> | |||||
会費 | 3,050,000 | 2,750,000 | 2,950,000 | 90.2 | 93.2 |
その他収入(利息等) | 0 | 703 | 20 | – | |
当期収入合計 | 3,050,000 | 2,750,703 | 2,950,020 | 90.2 | 93.2 |
前年度繰越金 | 1,166,621 | 1,166,621 | 1,464,475 | 100.0 | 79.7 |
当期総収入合計 | 4,216,621 | 3,917,324 | 4,414,495 | 92.9 | 88.7 |
<支出の部> | |||||
事業費 | 1,800,000 | 1,282,259 | 2,135,727 | 71.2 | 60.0 |
セミナー支出 | 1,000,000 | 0 | 738,368 | 0.0 | 0.0 |
啓発・研究会費 | 800,000 | 89,725 | 1,397,359 | 11.2 | 6.4 |
広報費 | 0 | 490,004 | 0 | – | – |
ホームページ運営費 | 0 | 600,000 | 0 | – | – |
ソフト・図書費 | 0 | 102,530 | 0 | – | – |
管理費 | 1,250,000 | 1,006,582 | 1,112,147 | 80.5 | 90.5 |
印刷・通信費 | 150,000 | 155,823 | 112,170 | 103.9 | 138.9 |
旅費交通費 | 100,000 | 8,804 | 200,106 | 8.8 | 4.4 |
役員会費 | 100,000 | 175,001 | 77,121 | 175.0 | 226.9 |
事務局費 | 800,000 | 600,000 | 722,750 | 75.0 | 83.0 |
その他経費(振込手数料・慶弔費他) | 0 | 66,954 | 0 | – | – |
予備費 | 100,000 | 0 | 0 | 0.0 | – |
当期支出合計 | 3,050,000 | 2,288,841 | 3,247,874 | 75.0 | 70.5 |
当期収支差額 | 0 | 461,862 | △ 297,854 | – | △ 155.1 |
次期繰越金 | 1,166,621 | 1,628,483 | 1,166,621 | 139.6 | 140 |
令和2年度 特別会計(課題別セミナー)・収支実績表 | |||||
(令和2年10月1日~令和3年9月30) 単位:円 | |||||
科目 | 予算額(a) | 決算額(b) | 予算対比(b)/(a) | ||
<収入の部> | |||||
受講料・懇親会費 | 3,500,000 | 505,000 | 14 | ||
冊子販売代 | 3,000,000 | 3,561,000 | 119 | ||
雑収入 | 110,009 | ||||
当期収入合計 | 6,500,000 | 4,176,009 | 64 | ||
前年度繰越金 | 979,642 | 979,642 | |||
当期総収入合計 | 7,479,642 | 5,155,651 | 69 | ||
<支出の部> | |||||
事業費 | 5,300,000 | 2,989,727 | 56 | ||
講師謝金・交通費 | 1,400,000 | 0 | |||
会議室使用料 | 300,000 | 0 | |||
懇親会経費 | 300,000 | 0 | |||
印刷・発送・通信費 | 2,300,000 | 2,737,793 | 19 | ||
啓発活動費 | 1,000,000 | 251,934 | 25 | ||
管理費 | 1,000,000 | 758,027 | 76 | ||
事務局費 | 800,000 | 758,027 | 95 | ||
交通費(事務局) | 200,000 | 0 | |||
当期支出合計 | 6,300,000 | 3,747,754 | 59 | ||
当期収支差額 | 200,000 | 428,255 | 214 | ||
次期繰越金 | 1,179,642 | 1,407,897 | 119 |